第2巻：家畜への変身
（第32章〜第67章）

第61章　侏儒と道化

【内容】　王侯・貴人に隷従する玩弄物としての侏儒・道化を論ず

(第60〜64章は侏儒願望がテーマ)
 14-1

『手帖』のキャプション
あマドモアゼル・ド・クレルモントのトワレ(ナティエ筆)黒人や混血の召使たちが女主人の肉体を嘆賞するまなざしをみよ。手前の黒奴は侏儒である。

↓61-1の大判・カラー画像です



≪奇ク≫1954年5月号「あるマゾヒストの手帖から」　第五四 侏儒と道化
の挿絵。



  61-2

『手帖』のキャプション
スペイン宮廷の侏儒ドン・アントニオ(ベラスケス筆)


↓61-2の大判画像です



  61-3

『手帖』のキャプション
あ「ほんとうにこのオラミは愛玩用に適しているわ」い(第８章で挙げた「黄色オラミ」の挿画。小さい体、黄色の肌、胴長の体格……一つ一つを白人女性、つまりメリールたちの酒の肴にされ、玩弄される。そこでは日本人というだけで侏儒であり、道化なのだ)

↓61-3の大判画像です


『手帖』と『ヤプー』

『ヤプー』にはいちいち例を挙げきれないほど矮小ヤプーや極小ヤプーが頻出しています。
極小とは言えない矮小ヤプーからイメージを二つ。
第20章ソーマ・パーティー　第5節　手提袋と聖水瓶に登場する「手提袋（ハンド・バッグ）」と、
第１章・第2章に度々登場する「肉足台兼舌人形」です。







舌人形をテーマとした妄想お絵描き
↓(画像をクリックしてください)




「第六一章　侏儒と道化」（潮出版社版）　(←外部サイトへのリンク)


←第60章へ　　 第62章へ→
back to 『手帖』の挿画　目次
back to Index of Books & Movies 「本・映画」目次
back to Realm of Numa Shozo　「沼正三の世界」目次
back to MAIN MENU(Nihongo)
back to MAIN MENU(English)