なりゆき

作・たぬべえ

２

約束の日、待ち合わせのレストランに響子は友達を二人連れてやって来た。 「やはり独りだと怖いんで」 仕方ないよな。 女の子三人と食事会だ。 しかも三人ともＳ女子大の美女だ。 まぁ、損はない。 二万円ほどの勘定ですべてが済んだ。 警察に突き出されていたら、もしかしたら拘置所だったかもしれない。 そのことを思えば天国だった。 「うちが近いんで飲み直しませんか」 友達の一人、明石玲子に言われるまま、四人で玲子のマンションへ行った。 「で、興味があるから聞くんですけど、おじさん、響子のバンティでどんなことしたんですか」 四人きりになった途端、玲子が口を開いた。 「うんうん、私も知りたい」 もう一人の女子大生も言った。 「ちょっと可哀想よ。 まぁ、時間はたっぷりあるんだから、やって見せてもらいましょうよ」 響子が言った。 えっ？　 もしかして、これは俺を糾弾する集まりだったのか？ 「とりあえずさ、服脱いで」 服脱ぐの？　 睨み付ける三人の女子大生に雄一郎は逆らえなかった。 雄一郎は全裸になった。 響子がスカートの上からパンティを脱ぎ、雄一郎の頭に被らせた。 「どうせ、こうやってオナニーしたんでしょう」 全裸でパンティを被った雄一郎のみじめな姿に三人の女子大生は爆笑した。 前が見えない雄一郎の尻に鋭い痛みが走った。 玲子が鞭を手にしていた。 あ、俺は今から女子大生たちにお仕置きをされるのか。 でも警察に突き出されるよりはましか。 というか、痛いけど、この状況はちょっとツボかもしれない。 雄一郎は思った。 「やだ、こいつ、鞭で叩かれて勃起してるよ。変態じゃないの」 玲子が声を上げて笑った。 「男なんて、だいたいこんなもんよ」 響子の冷笑が聞こえた。 うん、そうだよ。 男なんてこんなものさ。 皆、変態だよ。 悪いか。 雄一郎は、この状況の中で、今日は何回射精できるだろうと考えていた。 ビシッ！ふたたび尻に鞭が炸裂した。

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