いじめっ娘
作・たぬべえ
数ヶ月が過ぎた。
瑞樹優奈はX大学の経済学部に合格した。
優奈は頭がよかったからなぁ。
三村隼人もB大に合格した。

卒業式前の登校日、要一は優奈に声を掛けられた。
「生徒指導室に来なさい」
優奈が言った。

それは逆だろう。
先生が生徒を呼び出すところだろう。

放課後、要一は生徒指導室に行った。
「先生、寂しくない? 
私は卒業よ。
もういじめられなくなるのよ。
私にいじめられたいでしょう」

「別に」
「いいの? 
卒業したら、二度と私には会えないんだよ」

そう言われると、優等生で美少女の優奈は惜しい存在だ。
「最後のプレイ、する?」
要一はうなずいた。

「だったら、素っ裸になれ」
「わかった。いや、わかりました」
要一は全裸になった。

「まずはビンタ10発ね」
やわらかな優奈の手が、要一の頬に炸裂した。

目の前に美少女の笑顔がある。
たまらん。
要一は勃起した。

「先生、バッカじゃないの。
ビンタされて勃起かよ。
この変態先生」
優奈は要一の顔に唾を吐きかけた。

「立って」
「はい」
立ち上がった要一の股間に、優奈の蹴りが炸裂した。

うぉーっ、たまらん。
金玉が体の中に食い込んだ。
要一は痛みと快感でその場にうずくまった。

これが来年からはなくなってしまうのか。
優奈はさらに数発の蹴りで要一を倒した。

上履きのまま、要一の顔を踏みつける。
白いパンツが見える。
だらだらとよだれを垂らし、そしてペニスからも白い液を吹き上げる要一だった。

「大学にも先生みたいな変態がいるといいけれどね」
そう言って、瑞樹優奈は生徒指導室を出て行った。
要一は起き上がった。
もう、ふらふらだ。

「先生、お話があります」
三村隼人がいた。
男子に相談されてもなぁ、と要一は思った。

だが、三村が相談と言えば、瑞樹のことだろう。
また、いじめられているのか。
とりあえず、三村を生徒指導室に連れて行った。

「どうしたんだ?」
「瑞樹さんに、大学に行ったら付き合わないかって言われました」

おいおいおいおい。
瑞樹が彼女だったら、そら、幸福だよなぁ。

でも、三村よ。
お前はB大に行くんだぞ。
B大と言えば、30年前は女子大だった大学だ。
かわいい女の子がいっぱいいるぞ。

瑞樹優奈はかわいいけれど、ドS女だぞ。
しかも頭がよくて策士で、しかも嫉妬深い。
一生浮気なんて出来ない。

いくらお前がドMでも、優奈が彼女だったらきついぞ。

「まぁ、お前の人生だ。お前が考えろ」
そう言うしかないよな。
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