いじめっ娘

作・たぬべえ

３

バシッ、バシッ、バシッ、バシッ。 瑞樹優奈と、三人の一年生女子にビンタされた。 場所は生徒指導室。 要一は今日もパンツ一丁だ。 指導する教師の要一が、優奈たちに指導されていた。 「先生、自分のやったことをホントに反省してます」 「もちろんだ。反省している」 バシッ。 優奈のビンタが飛んだ。 「反省している人が、どうして、おちんちん勃起させているんですか」 優奈が言った。 「えー、先生、勃起しているの！」 一年の女子が言った。 「そうよ。勃起して、今にも射精しそうなのよ。 生徒たちの前で裸にされて、勃起している、山田先生はマゾなのよ」 「マゾじゃない」 バシッ。 またビンタされた。 「ねえねえ、瑞樹先輩、私、男性の射精するところ見たことないです」 学級委員が言った。 「山田先生にここでオナニーしてもらってもいいですか」 「えーっ、山田先生の汚いチンコなんて見たくないよ」 「私も見たくない」 「じゃ、見たくない人は見なくていいから。 ねっ、瑞樹先輩」 えーっ、なんだよ、こいつらの前でオナニーしろって？　 とほほ。 かわいい女子高生の前でオナニー。 そう考えたら、要一のチンコはさらに勃起し、ブリーフから飛び出した。 「最近どうよ」 初瀬麻衣子が晴美に言った。 「どうって？」 「新しい彼氏とか、出来た？」 「うーん、まだ彼氏じゃないけれど。 都立高校の先生っていう男とデートしたよ」 「イケメン？」 「ではないけれどね。 まぁまぁ、かな」 「どんな感じよ」 言おうか、どうしようか、ちょっと迷ったけれど。 「全裸土下座させたら、チンコ勃起させてた」 「じゃ、マゾ男？」 「か、どうかわかんないよ」 要一も言っていたが、特殊な状況に興奮しただけとも言えなくはない。 「でもさ、女に全裸土下座する時点でマゾでしょう」 「かなり仕向けたし」 「ねえねえ、面白そうだから、Ｗデートしない？」 「Ｗデート？　 あんた、彼氏いるの？」 「彼氏はいないけれど、プチ奴隷ならいるよ」 麻衣子は新入社員の三島卓をすっかりマゾ奴隷に調教していた。 三島はＸ大学経済学部卒業のエリート、のはずだが、何故か三年過ぎに成績が落ち、晴美たちの会社に入った。 しかし、Ｘ大学の人脈や、語学はじめ能力には長けているので、将来の重役候補でもあるのだが。 そんな三島を、麻衣子はプチ奴隷にしているという。 卓が居酒屋を予約し、四人で会った。 「流石、Ｘ大学だね。若いのに博識だ」 要一は自分の専門の世界史でも卓の知識には敵わないと思った。 「でも、先生が羨ましいですよ」 「教員なんて、羨ましがられるような仕事じゃありません」 「だって、まわり若い女の子ばかりでしょう」 「おばさんで悪かったわね」 麻衣子が卓の口をつねった。 「いやいや、初瀬さんもおばさんなんかじゃありませんよ。 晴美さんも、二人とも大人の魅力ですよ。 ねえ、三島君」 要一が言った。 「やはり、ほら。 高校生なんて餓鬼ですから。 ははは」 その餓鬼たちに、要一は今日も土下座させられた。 モップの柄でチンコを突っつかれた。 まぁ、いいや。 優奈が卒業するまでの辛抱だ。 いまは、晴美と、そして、美男美女のカップル、ただし女性のほうが年上の、四人での酒と食事を楽しもう。 「時に山田先生」 麻衣子が言った。 「先生なんて止めてくださいよ。 仕事引きずるみたいで。 要一でいいです」 「なら、要一」 「えーっ、いきなり呼び捨てですか」 「だって、要一は晴美の前に土下座したのよね」 えーっ、なんだよ。 晴美は友達にそんなことを言ったのかよ。 女友達だけならともかく、年下の男の前で土下座はないだろう。 「ねえ、私たちにも土下座してよ」 麻衣子が言った。 私たちって、麻衣子でなく、年下の卓にも土下座しろっていうのか。 「ここでは無理でしょうから、このあとの二次会で」 卓が言った。 「覚悟しなさいよ、要一」 晴美が言った。 二次会はカラオケボックス。 会員制の高級店で、卓が会員だと言った。 「営業でたまにね。 シークレットな話をすることもあるんでね」 「あー、そう」 「で、早く、土下座」 麻衣子が言った。 「あのー、なんで僕が土下座しなきゃいけないんですか」 要一が言った。 「私たちと仲良くするためよ。 ねっ、卓ちゃん」 「山田さん、お願いします。 ここは麻衣子さんには逆らわないでください」 卓に言われて、 「わ、わかったよ」 要一が床に正座すると、 「パンツはいいから。一応裸になって」 晴美が言った。 「初対面の麻衣子さんの前でパン一ですか」 要一は情けなさそうな顔で言った。 「嫌ならいいのよ」 麻衣子が言った。 「お願いします」 麻衣子の後で卓が手をあわせた。 「わ、わかったよ」 なんでこうなるのかなぁ、と思ったが。 要一はパンツ一丁になって、三人の前に土下座した。 「ゲームしましょう」 麻衣子が言った。 「今日はここで一番偉いのが晴美様、次が私、三番目が卓、一番下が山田先生」 「私が一番下？」 おそらく要一が一番年上なのに。 社会的地位だって、要一は高校教師だ。 「いいじゃないの。 ゲームなんだから」 麻衣子が言った。 「ねえ、お願い」 晴美も言い、卓が後で拝む仕草をした。 まぁ、パンツ一丁で土下座している。 どう考えても要一が一番身分が下だ。 「じゃ、晴美様、こちらのソファーへ」 麻衣子は晴美を「晴美様」と呼んだ。 そして、自分は長椅子に座った。 卓は横の床に正座した。 「要一、お前は絨毯のない、入口の板の間に正座しなさい」 要一は言われるまま、板の間に座った。 「ねえ、麻衣子、あなたは私より身分が低いのよ。 服なんか着てないで、下着になりなさい」 「はい。晴美様」 えーっ、なんだ、この展開は。 こういう楽しみもある遊びなのか。 麻衣子が下着になった。 赤のブラパン。 やばい。 勃起しそう。 「卓、私が下着なんだから。 あなたはパン一になりなさい」 「はい。麻衣子様」 卓がパンツ一丁になった。 黒いブリーフ。 勃起したら、さきっぽ出ちゃう。 「俺がパン一ってことは、山田先生、あなたは私より身分が低い、わかりますね」 えーっ、パンツ脱ぐのか。 やっぱり。 晴美と麻衣子はニコニコ笑っている。 「要一、パンツを脱ぎなさい」 卓が命令した。 男に命令されてパンツ脱ぐのは情けない。 しかもこの状況で、要一は半勃起していた。 でもゲームだよな。 わかりました。 要一はパンツをおろした。 やばっ。 ちょびっとカウパー出てた。 チンコのさきっぽから糸が出てる。 もう、晴美と麻衣子は大爆笑。 卓も笑っている。 「ねえ、要一ってやっぱマゾよね」 麻衣子が言った。 「だね。 皆の前でチンコ出して。 さきっぽから糸出してるんだから」 晴美が笑った。 「かなりマゾっすよ」 卓まで言う。 「……」 要一はただ、土下座でチンコを隠した。 「すみません、僕は帰ります」 立ち上がろうとする要一を卓が止めた。 「大丈夫ですよ、要一さん。 この二人、結構サドだし。僕もマゾだから」 「えっ？」 「ほら」 卓がパンツの中を見せた。 卓もしっかり勃起していた。 しかもチンコ小さい。 Ｘ大学出のエリートなのに、このチンコ。 いや、そういうことか。 「要一さん、一緒に二人に土下座しましょう」 卓と要一が並んで、晴美と麻衣子の前に土下座した。 晴美もいつの間にか下着になっていた。 ピンクのブラパンだ。 「二人とも、今からビンタとお尻叩き。 我慢できたら、オナニーさせてあげるよ」 「ありがとうございます」 卓が言い頭を下げた。 要一も頭を下げたら、重が掛かった。 晴美に頭を踏まれた。

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