マギー's犬（ドッグ）

マギー’ｓ犬(まぎーずどっぐ) 【データ／DATA】原作：小池一夫作画：叶精作雑誌「パンチOh!」に連載後、１９８１年５月スタジオ・シップより単行本として出版【物語／STORY 】　暗殺請負業者のマダムマギー（年齢不詳）と、マギーの犬として彼女に“献身”した殺し屋、婆羅門のジョー（年齢不詳）が、暗殺や脅迫を繰り広げる。全６話【評言／COMMENT 】マギーさんによると、マギーさんの犬たるジョーくんは、婆羅門（バラモン）の暗殺教団サッグの出身とのこと。ゴルゴ１３みたいな高性能殺人マシーンであります。　そんなスーパーヒーロー、ジョーくんが、若くてきれいなマギーさんに「犬」として使役され、暗殺の仕事や身の回りのお世話に励む姿が、Ｍ心を擽ります。

	←	マギーさまの足爪のお手入れに励むジョーくん。ドジッて深爪を。「痛いじゃないか　ドジッ!!」と、マギーさまのビンタ。「もうしわけありません！」悪びれた様子もなく謝るジョーくんでした

ジョーくん、スーパーヒーローにしては、結構ドジで、粗相を繰り返してはマギーさんに焼きを入れられます。でも、どんなに屈辱的な折檻を受けても、ひたすらマギーさんを慕い、敬うジョーくん。女主人さまにお仕えする奴隷の鑑でございますなあ。それはそれとして、いま見ますと、マギーさんのご容貌は、当時の叶清作氏の画風を反映して、「女主人らしい気品に満ちている」とはいえない感じがいたします。 ★この頃は飛行機の中でタバコ吸えたんだなあ、とか、小池一夫原作の漫画も撥音を「ン」ではなく「ん」と表記したンだなあ、など、近過去のレトロ感を愉しむのも一興。

マギー’ｓ犬Jr.(まぎーずどっぐじゅにあ)

【データ／DATA】
原案：小池一夫
原作：梶研吾
劇画：叶精作
雑誌「週刊漫画ゴラク」に連載後
２００４年日本文芸社より単行本として二巻にわけて出版。
　第１巻：「週刊漫画ゴラク」2003年８月～2004年３月掲載分収録。
　第２巻：「週刊漫画ゴラク」2004年３月～2004年７月掲載分収録。
　１・２巻合わせて１６回分８エピソード。

【物語／STORY 】
　『マギー’ｓ犬』の続編。二代目マダムマギー（年齢不詳）と、マギーに犬として使えるジョーJr.が、アンダーグラウンドの世界で活躍する

【評言／COMMENT 】

			『マギー’ｓ犬』が大幅にグレードアップして戻ってきました！画師・叶清作。二十余年間の精進目覚しく、二代目マギーさんの美しさは先代を大きく引き離しております。　気品も、先代に比べればかなり備わって参りましたが、ただ、愚仙人から見れば、お行儀はもとよりお顔だちも、「貴婦人」と呼ぶにはもう一歩といったところ。まあ、暗殺請負業というお仕事柄、多少お下品なのはやむをえない所かもしれませんね。
	↑西洋人女性の妖艶と驕慢が見事に表現されています

ジュニアくん、ドジなところは先代譲りです。
粗相をしては土下座してお詫び。

マギーさんはそんなジュニアを、人前でも憚ることなく折檻します。
････というか、ジュニアの粗相というよりは、単にマギーさんの言いがかり・無理難題としか思えなかったりして

マギー’ｓ犬(まぎーずどっぐ) 【データ／DATA】原作：小池一夫作画：叶精作雑誌「パンチOh!」に連載後、１９８１年５月スタジオ・シップより単行本として出版【物語／STORY 】　暗殺請負業者のマダムマギー（年齢不詳）と、マギーの犬として彼女に“献身”した殺し屋、婆羅門のジョー（年齢不詳）が、暗殺や脅迫を繰り広げる。全６話【評言／COMMENT 】マギーさんによると、マギーさんの犬たるジョーくんは、婆羅門（バラモン）の暗殺教団サッグの出身とのこと。ゴルゴ１３みたいな高性能殺人マシーンであります。　そんなスーパーヒーロー、ジョーくんが、若くてきれいなマギーさんに「犬」として使役され、暗殺の仕事や身の回りのお世話に励む姿が、Ｍ心を擽ります。

	←	マギーさまの足爪のお手入れに励むジョーくん。ドジッて深爪を。「痛いじゃないか　ドジッ!!」と、マギーさまのビンタ。「もうしわけありません！」悪びれた様子もなく謝るジョーくんでした

ジョーくん、スーパーヒーローにしては、結構ドジで、粗相を繰り返してはマギーさんに焼きを入れられます。でも、どんなに屈辱的な折檻を受けても、ひたすらマギーさんを慕い、敬うジョーくん。女主人さまにお仕えする奴隷の鑑でございますなあ。それはそれとして、いま見ますと、マギーさんのご容貌は、当時の叶清作氏の画風を反映して、「女主人らしい気品に満ちている」とはいえない感じがいたします。 ★この頃は飛行機の中でタバコ吸えたんだなあ、とか、小池一夫原作の漫画も撥音を「ン」ではなく「ん」と表記したンだなあ、など、近過去のレトロ感を愉しむのも一興。